学べる問いかけ
質問されたり、その答えを考えることで学びがある問いかけ方があります。
ただし、
普段のコミュニケーションの中で活用しようとすると
「質問アレルギー」の患者を増やしかねないので取扱注意の質問。
しかし、講座やセッション、教材などではパワフルに働きます。
何か教えたいことがあったとします。
例えば、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
普段から「時間がない時間がない…」と思っている人がいるとします。
時間は24時間全ての人に平等に与えられている。
大切なのはそれをどう使うか。
スキマ時間を有効に使うために、小さな時間をどう使うかを考えることも重要だが、
人生において重要でかつ時間が必要なものは、予め自分自身にアポをとっておくこと。
そのための時間の枠は自分でつくりださなければ、使える時間が生まれない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなことを教えたいとします。
端的にアドバイスするなら、
「無意識的に無駄に使っている時間を把握し、不必要なことであればやめたり短くしよう」
学びのある質問をつくるときのコツは、
これらをまったく教えることなく問いかけだけをつくります。
教えたいこと・アドバイスしたいことを伝えたい気持ちはグッと抑えて、
相手はすでにそれらを知っていることを前提につくります。
「時間を生み出すために何ができるだろう?」
「時間を生み出すのがうまい人の共通点は何だと思いますか?」
などといった質問です。
教えたりアドバイスしなくても、質問されたり答えを考えるだけで、
「時間は生み出すものなんだ」
ということが伝わります。そのために必要なことも自分の中から探しだされます。
相手が、「学びたい」モード、「教えてほしい」モードのときには有効に働きます。
逆に通常のコミュニケーションの中で使うと、
「うわ!また質問なの?」
質問アレルギー患者を生みだしかねません。
講座や授業、セッションなどで有効に活用しましょう。
そして、
相手が質問を必要としていないときは、質問をしない選択肢を持つことも重要です。
「今日の学びを1つの質問に集約するとしたら、どんな質問になるだろう?」
学びのある質問をつくるトレーニングになるので、
ぜひ一日を振り返って質問をつくってみましょう。
今日の学びは何ですか?
関連記事
-
-
新しい刺激
新しい刺激 いつも同じ刺激だと 慣れてくる。 慣れるからこそ 磨けることもある。 …
-
-
今できることに最善を尽くす
今できることに最善を尽くす 未来を見ていると、 まだ起きていないことに不安を感じ …
-
-
会いたい人に会いにいく
会いたい人に会いにいく あの人と友だちになりたい。 あの人を応援したい。 あの人 …
-
-
ひとつ上の段で考える
ひとつ上の段を考える シャンパンタワーの法則。 1段目を自分と見立て、 2段目は …
-
-
引き寄せの法則より
引き寄せの法則より 物事が実現されていくために必要な要素は 1.こうなると決める …
-
-
まず何から始めよう?
まず何からやろう? こんな姿になりたい。 そのゴールは一見 遠くに見えることも。 …
-
-
違うから引かれ合う
違うから引かれ合う S極とN極が引かれ合うように、 違いがあるから引かれ合う。 …
-
-
振り返ろう
振り返ろう やったらそのままにせず、 一度振り返ろう。 立ち止まる時間をつくるこ …
-
-
徹底的にやる
徹底的にやる やってみたものの、 ちょっとやったら止めちゃう。 なんらかの理由を …
-
-
自分のお店
自分のお店 どんなお店でもできるなら 何をやってみよう? どんなお客さんに来ても …
- PREV
- 効果的な問いかけを考える
- NEXT
- MVQニュース1月号 「愛されるサロンにしたい」